前回の続きです!
産後6日間の入院生活を経て、無事に退院日を明日に控えたその夜。
夜寝ていると、どろんと何かが漏れる感覚が。
「?!?」
「破水・・・?え?でももう出産したよね??え、なに怖い・・・!」
脳内で色々なことを考える。その間にも何かが漏れる感覚が止まらない。
部屋の中は真っ暗。とにかく藁にもすがる気持ちでナースコール。
👩🦰看護師さん「どうされましたか?」
👩私「何かがお股から漏れてまして・・・。部屋が暗くて見えないのですが来てもらってもいいですか・・・?」
👩🦰看護師さん「今行くのでお待ちください。」
すぐに駆けつけてくれた看護師さん。
部屋の電気をつけてもらって、確認するとかなりの出血。
パジャマが赤く染まっていました。
👩🦰看護師さん「出血してますね、今先生呼びます。」
自分では止められない出血に恐怖を感じていました。
相変わらず脳内ではいろんなことが過ぎる。
次の授乳間に合うかな、とか。明日退院だったのにどうなっちゃうんだろう、とか。
とにかく看護師さんたちが周りにいてくれることが心強い。
でも、かなりの出血量のようで周りに緊張感が漂っているのが分かる。
私どうなっちゃうんだろう・・・。
そんな状況に駆けつけてくれたのがM先生。どうやら当直だったらしい。
看護師さんが先生に状況を伝えている。
👨⚕️M先生「大丈夫ですか?気持ち悪いとか意識がぼーっとするとかありますか?」
👩私「大丈夫です。でも出血が続いていて怖いです。」
👨⚕️M先生「ここで内診しますね、少し動かしますよ。」
先生に内診してもらい、出血は子宮内からのよう。
👨⚕️M先生「詳しくはMRIで確認しないと分からないのでMRIを撮らせてください。造影剤を使う必要があるので48時間授乳ができなくなりますがいいですか?」
👩私「え!搾乳できないと赤ちゃんにミルクを届けられなくなっちゃう。(号泣)」
👨⚕️M先生「かなりの出血でこのままだと子宮を摘出しないといけなくなってしまうかもしれないのでMRIを撮らせてください。」
👩私「それも嫌です・・・、分かりました。(号泣)」
MRIを撮るために造影剤を点滴することに。
出血が多くて、血管がわかりづらくて看護師さんが点滴を入れるのにかなり苦戦していました。何度も前腕や手の甲に点滴針を打たれて地味に痛い。
看護師さんではうまく取れなかったので最後結局先生が取ってくれました。
造影剤を点滴されながらNICUにいる我が子はもうすぐ授乳の時間ではないかと考える。これから48時間もおっぱいをあげられないのかと思うとまた泣けてきた。今の自分にはミルクを届けることぐらいしかできないのに・・・。
そんなことを思いながら、自分の危機的状況にも双子のことを想うなんて自分も母になったんだな、と意外と冷静に考える自分もいた。
MRIを撮って、先生から子宮動脈塞栓術のオペをする必要があると説明を受ける。出血量が多いので輸血も必要になるかも、と。
長くなったので次回に続きます!